高俊興業・西田圭一郎取締役:
今回は廃プラスチックの中に混ざっていた。リチウムイオン電池が破砕機で破砕されて、そこで火が出て、おそらく(リチウムイオン電池が)3本くらい見つかったと。
(Q.このわずか3本でこんなになってしまう?)
たった3本で僕たちのこの施設は大変残念な姿になっていると。

NITE(製品評価技術基盤機構)によると、リチウムイオン電池を搭載した製品による発火などの事故は年々増加。

中でも、スマホの充電に使われるモバイルバッテリーの事故は5年で2.5倍以上にも及ぶ。

モバイルバッテリーの発火といえば、2025年7月にJR山手線の車内で起きた事故や、2025年1月に韓国で発生したエアプサン機の炎上事故も、モバイルバッテリーからの発火が原因だった可能性が指摘されている。

AI活用しスキャン…2025年度中の製品化目指す

大惨事につながりかねないモバイルバッテリーの事故。
関係機関は今、対策の強化に追われている。

9月になり、西東京バスなど複数の会社が運行する空港連絡バスについて、モバイルバッテリーをトランクルームに預けないよう呼びかけが始まっている。

事故を防ぐ対策が求められるのは、不要となったバッテリーの処理方法についても同様だ。