羽田空港近くの産廃処理施設で5月、火災が発生。原因は廃プラスチックに混入したリチウムイオン電池で、数十億円の被害が出た。事故は年々増加しており、対策としてAIを活用した検出機器の製品化が進められている。

羽田空港に近い産廃処理施設…復旧まで1年以上

「イット!」が17日に向かったのは、施設の至る所が変色し焼け焦げ、すすだらけとなった工場。

至る所が変色し焼け焦げ、すすだらけとなった工場
至る所が変色し焼け焦げ、すすだらけとなった工場
この記事の画像(14枚)

激しい炎に包まれた爪痕が色濃く残っていた。

ライトとみられるものは熱の影響で原形をとどめておらず、蛍光灯があったという場所を見ると、プラスチックの部分が溶けて垂れてきている。

足場も熱で大きくゆがんでいた。

羽田空港に近い産廃処理施設で火事があったのは2025年5月。

被害額は建物だけで数十億円に上り、復旧までは1年以上を要する事態になった。

廃プラスチックの中にリチウムイオン電池混入

火事の原因は、モバイルバッテリーなどに使われるリチウムイオン電池だったという。