韓国・釜山名物の海鮮鍋「ナッコプセ」が冬のトレンドとして人気を集めている。タコやエビ、ホルモンを煮込んだピリ辛の味が支持されている。一方、2026年の食トレンド予測では「ブロッコリー」が注目されている。2026年4月に約50年ぶりとなる「指定野菜」への追加が決まっている。
五感をくすぐるピリ辛海鮮鍋が話題
18日、イット!が向かったのは、ランチタイムの東京・新大久保の韓国料理店「サウィ食堂 新大久保店」だ。

取材班:
店内はお客さんでいっぱいです。とても賑わっています。
店内は幅広い年代の女性客などで満席だ。テーブルからは湯気が立ち上っていた。
グツグツと煮える鍋からは、香ばしいかおりが広がり、お客さんからは笑顔があふれている。
50代:
プリンってしてます。でもふわふわ。もちふわって感じ。

ここは2月にオープンした韓国・釜山名物の海鮮鍋「ナッコプセ」の専門店だ。
取材班:
どんな鍋?
サウィ食堂・キムデヒョンさん:
タコとエビとホルモンを合わせた鍋料理。若干、辛めの鍋になります。約9割以上のお客さんがナッコプセを頼んでいるんです。
「ナッコプセ」は秘伝のピリ辛ダレの周りにタコとエビ、そしてホルモンをたっぷり敷き詰めた鍋をお客さんの目の前で調理する。グツグツと煮える鍋の音と香りが五感をくすぐる。

タレを絡めてじっくり煮込まれたタコやエビの食感を、お客さんに表現してもらった。
40代:
甘辛い感じでタコとエビもプリプリしてて、幸せですね。温かい物が食べたくなる時期なので。
20代:
ちゅるんちゅるんです。ちゅるちゅるプリプリおいしいです。
プリプリやちゅるんちゅるんなど、様々な擬音が飛び交った。
40代:
脂が甘くてぷるぷるしてておいしかった。韓国に行った友達が本場で食べてるのを写真で見て、日本でも人気でると思って。

10月、楽天市場が発表した「冬のトレンド予測」でも、ほかほかグルメの注目株に選ばれた「ナッコプセ」だ。
サウィ食堂・キムデヒョンさん:
ピーク時間帯は予約無しでは入れない。(人気は)どんどん高まると思います。
18日もランチタイムの店内は常に満席状態だ。取材中も予約の電話がひっきりなしに鳴っている。
40代:
すごく温かくなるので、いいと思います。
40代:
もっと流行る気がします。また来たい。
ブロッコリーが指定野菜の15品目目に追加
一方、すでに2026年の食のトレンド予測も始まっている。

レシピ動画サイト「デリッシュキッチン」が発表した「2026年のトレンド食予測」では、まるで生成AIが作り出したかのような見た目が映える「AIフード」などと並び、お馴染みの食材「ブロッコリー」が選ばれた。
デリッシュキッチン フードスタイリスト・薮内めぐみさん:
ブロッコリーは2026年に「指定野菜」に登録されることが決まったので、価格がより安定して手に入りやすい野菜になることが見込まれています。

2026年4月、国民生活で重要な「指定野菜」の15品目目として追加されるブロッコリーだ。
指定野菜の追加は、1974年のジャガイモ以来約50年ぶりだ。
20代:
子供とか食べやすい野菜。苦みとかもないし。
40代:
ダイエットに良いイメージ。栄養価もいいですよね。

今後は、ブロッコリーを主役とした新たなレシピも広がると予測される。オススメレシピを聞くと「ブロッコリー餃子」や「麻婆ブロッコリー」が挙げられた。
デリッシュキッチン フードスタイリスト・薮内めぐみさん:
脇役というか、主役ではないようなイメージはあるかと思うのですが、餃子のニラの代わり。麻婆ナスがあるが、そのナスをブロッコリーに置き換えて麻婆ブロッコリーを作ったり、今後主役にメインのおかずにもブロッコリーが使われていくのではないかと思っています。

SNSにも、ブロッコリーをおかずの主役とした数々のレシピが投稿されていた。
5歳の女の子の子育て中というユイさんは、ジャガイモの代わりにブロッコリーを使った「ブロッコリーコロッケ」が子供に大好評だという。
yuimeshi_さん:
通称「ブロッコロ」って名付けています。子供がブロッコリーが好きで、チーズも好きだったんですけど、手でグッドサインして「おいしい!」って言って食べてくれました。
(「イット!」12月18日放送より)
