9月13日、北海道胆振地方の白老町と登別市を襲った集中豪雨。
登別温泉では、地獄谷で土砂が崩れるなど、一時、温泉にも影響が出た。
観光地への被害
日本で有数の温泉地、登別温泉。
温泉街を流れる川の斜面は、大きく崩れている。

こちらでは、駐車場に流れ込んだ土砂を取り除く作業も行われている。
13日夜に、登別市や白老町周辺を襲った集中豪雨。
12時間雨量は330ミリを超え、観測史上1番を記録した。
「3連休で観光客も多く訪れている登別温泉。地獄谷では、土砂が大きく崩れています」(川瀬雄也記者)

地獄谷への爪痕と温泉への影響
ボランティアガイドの会長に、大雨の爪痕を説明してもらうと。
「14日は雨が激しくて、結構崩れている所が見えます。筋がある所、筋があって、下に石がたまっている所、あれが土砂が落ちた所だと思う。あの水たまりになっている所、普段全然ないんです。空っぽなんです。お湯がたまったように見えているのが、雨の影響です」(登別市観光ボランティアガイド会 松本極詩会長)

この地獄谷は多くの種類の温泉が、1日約1万トン湧き出している。
大雨は温泉の一部にも影響を及ぼした。
「温泉管理している会社なんですが、「硫黄泉」という表にある泉源があって、大雨の影響でかなりぬるくなってしまって。大雨が降るとそうなってしまうんですけど。泊まって頂いたお客様にはご迷惑をかけた。もう今はなんともないのですけど。ぜひ皆さんに、いつもの登別温泉を楽しんで頂きたい」(登別温泉 大宮一哉さん)
登別温泉は、温泉の供給などは元に戻っていて、温泉宿の利用には影響はないということだ。
