サッカーのJ1リーグ、ファジアーノ岡山。9月16日現在、20チーム中11位と「J1」1年目ながら健闘していますが、ここ2試合はゴールを奪うことができず、連敗を喫しています。勝利のカギは「先制点」、中2日から3日で続く秋の3連戦を前に、チームの攻撃を担う2人の選手が連敗脱出へ意気込みを語りました。

2025シーズンは残り9試合と終盤に突入したJ1リーグ。直近2試合で京都に5対0、名古屋に1対0と連敗を喫しているファジアーノは17位以上の残留圏内を確実にするため今、正念場を迎えています。

(ファジアーノ岡山 8 江坂任選手)
「残留が懸かっているクラブや優勝が懸かっているクラブとも試合があるのでこじ開けないといけない」

チームの司令塔・江坂任選手(33)。京都戦では前半5分にゴールネットを揺らしましたが、VARの判定で2025シーズン4点目は幻となりました。確実にゴールを奪うために決定的な場面をもっと増やすことが必要と話します。

(江坂任選手)
「惜しいで終わってしまっているので、前の選手としてもったいない部分。少ない回数で決め切れないならシュートの回数は増やさないといけない。分母を増やさないといけない」

一方で、最前線のストライカーには決定力が求められます。2025シーズン、3ゴールに留まっているフォワードの一美和成選手(27)。名古屋戦で放った、試合序盤のヘディングはわずかに外れました。

(ファジアーノ岡山 22 一美和成選手)
「決めきらないといけなかった。あれで試合の流れが変わってしまったかもしれない。(個人で)3ゴールは全然足りないと思う。残りの試合でもっと点を取りたい」

連敗脱出のカギは「先制点」。ファジアーノは先制点を奪った試合では9勝2分け1敗と高い勝率を誇ります。3連戦で再び調子を上げることができるか攻撃陣の活躍に注目です。

(一美和成選手)
「(自分が使われている理由は)守備やポストプレーだと思うので、しっかり続けないといけない。(相手も)必死にくると思うので負けないようにやっていきたい」

(江坂任選手)
「自分たちの良さでもある0で抑えるところにフォーカスしながら、VARで取り消されないようなしっかりしたゴールを自分含めチームとして多く狙っていきたい」

ファジアーノの次の試合は9月20日、アウェーで東京ヴェルディとの一戦です。そこから中2日でホーム・横浜FC戦、さらに中3日でアウェー・町田ゼルビア戦を迎えます。

岡山放送
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