逆転Vへ負けられない一戦、北海道日本ハムファイターズは9月11日(木)、本拠地エスコンフィールドHOKKAIDOでオリックス・バファローズと対戦しました。

 新庄剛志監督はこの日、時間をかけて組んだ打順で野村佑希を1番に起用。すると初回、野村がいきなりレフト前ヒットで出塁。続く今川優馬もコンパクトに振り抜き、ライト前ヒットで無死一、二塁とし、レイエスがセンターオーバーのタイムリーツーベースで先制しました。

 無死二、三塁から4番・郡司裕也がセンターへ運んで2点目、清宮幸太郎もライト前タイムリーで続きます。先頭打者から5連続安打で3点を奪い、松本剛が三塁ゴロで倒れたあとも山縣秀が三遊間を破るタイムリーで4点目、オリックス先発の東松快征をノックアウトし、二番手・高島泰都が登板します。

 それでも勢いは止まらず、奈良間大己がレフト前ヒットで5点目、田宮の犠牲フライで山縣が生還し、この回6点目を挙げました。


 3回裏には田宮の四球と進塁打で二死二塁とすると、今川がレフト線を破るタイムリーツーベースで7点目を追加。7回にも今川は右中間を破るツーベースでこの日3安打目をマークし、昇格後2試合連続の猛打賞と存在感を見せました。

 その後も6回の万波中正のタイムリーなど計16安打で10得点。北海道日本ハムファイターズが本拠地エスコンフィールドHOKKAIDOで連勝し、首位ソフトバンクホークスとのゲーム差を2に縮めました。

 試合後、今川はヒーローインタビューで「今日打たないと、それこそ一発屋で終わってしまうと思ったので死に物狂いで、執念で絶対打ってやるという気持ちで臨みました」と話し、「僕、ファイターズなまら大好きです!残り16試合も全部勝つつもりで行くので熱い声援よろしくお願いします」とスタンドに呼びかけました。

 新庄監督も「先頭バッターが初回にああいうヒットで出てくれると(チームが)乗る。よくヒットを打ってくれた」と野村を称賛。優勝争いについては、「面白くなってきた」としつつも、「もう楽しむというレベルを超えてきている。このプレッシャーの中、なんとか勝っていく」と決意を示しました。

北海道文化放送
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