本州付近に停滞している秋雨前線の影響で、各地で激しいゲリラ雷雨が発生。
東京都などで記録的短時間大雨情報が発表されました。
東京JR新橋駅前では傘を持っていない人たちが突然の大雨に、あちらこちらで走る様子が見られました。
銀座ではデパートの前で雨宿りする人の姿が。
買ったばかりの商品の入った袋を傘代わりにして歩く女性もいました。
東急田園都市線の用賀駅前では、突然の雨に走って横断歩道を渡る女性の姿が。
持っていたバッグを傘代わりにして歩く男性の姿もありました。
道路は冠水し、車は水しぶきをあげながら走っています。
雨は東京・品川区でも。
マンホールから水があふれ出て、マンホール自体もやや浮いているように見える状態となっていました。
関東以外でも、大気は不安定に。
午後1時半ごろの愛媛・松山市。
秋雨前線の南下の影響で強い雨が降りました。
北海道・江別市で正午ごろ撮影された映像では、カメラに雨とひょうがたたきつけていました。
同じ北海道の積丹半島沖では、竜巻のようなものが発生。
大荒れの天気は10日夜から。
10日夜、北九州空港では強い雨が降り続き、時折、雷が光っていました。
兵庫・神戸市でも雷雨となり、10日深夜から11日未明にかけて50mmを超える雨が降りました。
強い雨は福島市でも。
雨で市内の川が増水。
濁った水が激しい勢いで流れていました。
岐阜・恵那市では11日未明までに、1時間で104mmの猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表されました。
長崎・南島原市では11日午前2時過ぎまでの24時間に、9月としては観測史上最大となる281mmの雨が降りました。
この後も関東から九州にかけてゲリラ雷雨が発生する恐れがあり、落雷による火災や竜巻などの激しい突風ひょうなどへの注意が必要です。