参院の野党10党派は11日、憲法53条に基づき臨時国会の早期召集を求める書面を関口議長に提出した。
要求書を提出したのは、立憲民主党・国民民主党・日本維新の会・参政党など9党と参院会派「沖縄の風」で、参院議員の半数近い121人の連名。
臨時国会の召集を巡っては、衆院でも10日に野党9党派が要求書を提出している。
憲法53条は、衆参いずれかで議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は臨時国会の召集を決定しなければならないと定めているが、時期の規定はなく、内閣の判断に委ねられている。
立憲の斎藤参院国対委員長は、要求書の提出後、記者団に対し「参院選が終わって2カ月が経つが、実質的な審議が国会で行われず、政治的空白が続いている。自民党の内輪の権力闘争によって、さらに政治空白が生じようとしているが、正気の沙汰とは思えない」と述べた。