アメリカのルビオ国務長官は10日、中国の王毅外相と電話会談し、二国間の課題や、地域問題などについて話し合いました。
アメリカ国務省は声明で「ルビオ国務長官は二国間で幅広い問題において、率直かつ建設的な対話が重要であると強調した」とし、「そのほかの国際問題や地域問題についても協議した」と明らかにしました。
また、新華社通信によると、中国の王毅外相は、両国は第2次世界大戦で共に軍国主義やファシズムと戦った歴史があり、今後も世界平和と繁栄のために協力し、大国の責任を果たしていくべきだと述べました。
アメリカと中国は8月、追加関税の停止を90日延長すると発表し、協議を続けています。
一方、ロイター通信は、トランプ大統領が9日、ロシアに対する制裁強化の一環としてEU(ヨーロッパ連合)に対し、中国とインドに100%の関税を課すよう要請したと報じています。