10日の新潟県は大気の状態が非常に不安定となり、午後から激しい雷雨となった所がありました。上越市では突風とみられる被害も出ていて、気象台は引き続き土砂災害や低い土地の浸水などに注意・警戒するよう呼びかけています。
高気圧に覆われ晴れ間がのぞいた10日朝の県内。しかし…
午後になると雷とともに勢いよく雨が降りだし、一気に視界が悪くなるほどに。
【記者リポート】
「雨足がどんどん強くなって雷もなっている」
道路は冠水し、新潟駅周辺ではひざ下まで浸かりながら歩く人も。
マンホールからは水が吹き出す様子もみられました。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県内は大気の状態が非常に不安定となり、場所によって激しい雷雨となりました。
佐渡市では急な雨を受け、農家が片づけ作業に追われました。
また上越市では…
【被害を受けた住民】
「屋根が全部飛んじゃった状態。木もあんなふうに倒れちゃってる状態なんで」
突風の影響により木が倒れ、建物の屋根が飛ばされる被害などが確認されているということです。
県内は11日にかけ雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みで、予想より雨雲が発達した場合、警報級の大雨となる可能性があります。
11日夕方までの24時間に予想される雨の量は、下越と佐渡で100ミリ、上中越で80ミリなどと予想されています。
新潟地方気象台は県内全域で11日夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒を。また11日昼前にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。