『移転再整備』の提言が出された、熊本県の藤崎台県営野球場の誘致に、菊陽町が改めて名乗りを上げた。菊陽町の吉本孝寿町長は9月8日に開かれた菊陽町議会で、県営野球場の移転先として町内誘致を表明した。
吉本菊陽町長が提言後改めて誘致表明
菊陽町の吉本孝寿町長は「熊本県の子どもたちの夢の実現やJASM進出効果の県全体への波及のためにも、県営野球場の誘致はぜひとも実現したい」と、9月8日に開かれた菊陽町議会の一般質問で、県営野球場の誘致を表明した吉本孝寿町長。

県営野球場をめぐっては、老朽化などが課題となっている藤崎台県営野球場について、有識者による検討会議が『移転再整備』が適当とする提言書を、木村知事に提出。木村知事も「提言書をベースに県の考えを早急に示したい」としている。

公約に『硬式野球も可能な新球場建設』を掲げる菊陽町の吉本町長は、この提言を受けて、県営野球場の移転先として、改めて町内誘致を表明した。
候補地は2カ所 『県の負担軽減』も
菊陽町は、県民総合運動公園周辺とJR原水駅周辺の区画整理地の二つの候補地を挙げている。また、県営野球場を熊本県や民間だけではなく、菊陽町も一緒になって取り組むことで、企業版ふるさと納税を活用するなど、「県の負担を軽減できる」とアピールする。

菊陽町は今後も、県営野球場の町内誘致に向けて「熊本県や関係団体に積極的に提案を続けたい」としている。
(テレビ熊本)