宮崎市フェニックス自然動物園では、このところ動物の赤ちゃんが続々と誕生。
9月からはヤギの三つ子の赤ちゃんが公開されていて、早くも名物の「大行進」に参加しています。
猛暑日に迫る暑さとなった9日、宮崎市フェニックス自然動物園では動物たちが水遊びなどをして暑さをしのいでいました。
(オカファーエニス豪アナウンサー)
「このように、動物たちもわずかな日陰で涼むほど、9月に入っても厳しい残暑が続きますが、そんな時には動物の赤ちゃんで癒やされるのはいかがでしょうか」
6月に生まれたのがヤギの三つ子の赤ちゃんです。鹿児島のトカラ列島原産のトカラヤギの血を引く種類で、この園でヤギの赤ちゃんが生まれるのは5年ぶりです。
黒と白のまだら模様の「エリーゼ」。茶色の「ルマンド」。真っ黒な「ロアンヌ」とそれぞれ体の色に特徴があります。
先週から公開されたばかりの赤ちゃん3頭は、まだ母親の「ミルフィーユ」と同じ囲いの中で生活しています。
毎日朝と夕方にヤギたちが園内を駆け回るフェニックス名物の「ヤギの大行進」。
その中に…!
「小さい子がいました。揃って三つ子がどっちに進んだらいいか分からない様子ですが、無事周りの大人にエスコートされながらゴールに向かって走っていきます」
3頭は、9月1日から大人たちに混じって「大行進」の特訓に励んでいます。
(来園客)
「可愛いなと思う。元気で育ってくれればいい」
(飼育員)
「途中ちょっと止まるが、道を覚えて先頭を切って走ってもらえたら。今から徐々に角が伸びてくる。今のうちに、まだ愛らしい感じの赤ちゃんっていう顔を見て楽しんでいただけたら」
赤ちゃんヤギ3頭は、今後、生育の状態を見ながら他のヤギと同じ囲いに移されるということです。
園ではこの他にも8月3日、ボリビアリスザルの赤ちゃんが誕生。
また繁殖が難しいコフラミンゴの赤ちゃんも8月12日に生まれました。
さらに10月には、マサイキリンの赤ちゃんが生まれる予定だということです。