2024年7月の豪雨で被災した酒田市刈屋地区で、秋の味覚・特産「刈屋梨」の収穫が最盛期を迎えている。

存分に太陽の光を浴びて丸々と実った「刈屋梨」。
酒田市刈屋にある小松賢さんのナシ畑では、9日も朝早くから主力品種「幸水」の収穫が行われた。

2025年は、雨不足の影響からか実の色づきが遅れたため、収穫のピークは例年より5日ほど遅れ、今がピークとなっている。
こうした中、2024年に豪雨被害のあった川沿いの園地は、カメムシの被害が大きく収量は例年より約2割少ないという。

(刈屋梨農家・小松賢さん)
「カメムシの被害、今年初めてこんな被害にあった。それ以外は順調だと思う。なかなか自然相手なので、これだけは毎年違う気候だから」

2025年は雨不足の影響で小玉になる傾向との予想もあったが、小松さんの園地では8月の雨で果実が大きくなり、日照時間も長かったことでしっかり甘みが乗った立派なナシに仕上がったという。

(刈屋梨農家・小松賢さん)
「味もすこぶる良いので、甘くてジューシー。サクサクっと食感も最高なので、出来としてはすこぶる良い」

収穫した刈屋梨は全国に発送されていて、9月20日ころからは幸水以外の品種も出荷の時期を迎え、収穫作業は10月いっぱい続く。

さくらんぼテレビ
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