北朝鮮の拉致被害者に向けたラジオ放送の公開収録が9日、福岡市で行われました。
政府と民間団体の特定失踪者問題調査会は、北朝鮮の拉致被害者に向けてラジオ放送で毎日メッセージを送っていて、まもなく20年を迎えます。
政府が運営する「ふるさとの風」と特定失踪者問題調査会が運営する「しおかぜ」は共同で9日、福岡市でラジオの公開収録を行いました。
会場では、服部知事や福岡市の高島市長からのビデオメッセージが上映されたあと、千葉県で失踪した古川了子さんに向けて姉の竹下珠路さんが呼びかけました。
◆古川了子さんの姉 竹下珠路さん
「のりちゃん、あなたは18歳で私たちの前から姿を消して、今、70歳になってしまいました」
「1日も早く日本人の拉致被害者の命を返してください」
収録された内容は、1カ月以内に放送される予定だということです。