8日のゲリラ雷雨から一変、9日は各地で厳しい残暑に見舞われました。

9月にもかかわらず33.4度を観測した東京都心。
異例の暑さに街の人は「これだけ暑いと気持ち悪い、湿度がすごくて。9月に入ってもこれだけ暑いって異常」「早く秋が来てほしい。小さいので子どもが。お散歩したいけど、ずっと暑くてなかなかお散歩できない」と話します。

この暑さは、一体いつまで続くのでしょうか。

厳しい残暑となった東京都心。
33.4度を観測し、真夏日は2025年、77回目になりました。

異例の暑さが続く中、渋谷ロフトでは、夏の暑さの対策グッズと、秋の行楽シーズン向けのスーツケースや衣料品が同じフロアで販売されました。

ハンディーファンや日傘などの暑さ対策グッズを手に取る客の姿もありました。

渋谷ロフト・浅井雅彦さん:
こちらがハンディーファンの売り場となっています。9月なんですが例年暑いので、今年は9月まで売ると計画をして、品ぞろえもしっかりと残している。まだまだ売れています。

担当者によりますと、例年に比べて暑さ対策グッズの売り場の面積をかなり広く取っていて、売り上げも非常に伸びているといいます。

暑さが続く中、人気のハンディーファンを使用する際に、ある注意が必要だといいます。

熱中症などの症状に詳しい、済生会横浜市東部病院 患者支援センター長の谷口英喜医師は、「35度を超えるそういう猛暑の時にハンディーファンを使うと、熱風を体に当ててしまいます。逆に体の体温を上げてしまう恐れがある。そういう時には使わない方がいい」と指摘。

また、使い方にも注意する点が。

「目がずっと開いたまま当てていると、10秒~30秒当てただけでも角膜が乾燥してくる。角膜に傷がつくと大変なことになります。特にコンタクトレンズを入れていると、さらに傷がつきやすくなります」として、顔にハンディーファンの風を当てる際には風向きを変えるなど、同じ場所に当て続けないことが重要だということです。