石破首相の退陣に伴い国会で行われることになる新たな首相の指名選挙を巡り、立憲民主党の小川幹事長は9日、「無効票を投じるなら議員辞職するべきだ」と述べた。
去年11月の首相指名選挙では、衆院で与党が過半数を割ったため、1回目の投票で決着がつかず、決選投票で石破首相が立憲・野田代表を下した。
この際、日本維新の会や国民民主党などの議員らは、自らの党首などに投票し、無効票が84票あった。
石破首相の退陣表明を受け、記者会見で次の首相指名選挙について問われた小川氏は、「何党の誰であれ、首相の指名選挙で無効票を投じるなら議員辞職するべきだ。無責任、極まりない」と述べた。
さらに、決選投票に党首が残らなかった政党が、「仮に所属の議員団に“党首に投票しろ”と言うのであれば、無効票にならないように“私に投票してください”と各党に呼びかける責任がある」と指摘。
そして、「野田代表は昨年の秋、野党第一党の党首の責任において各党に協力を要請した」と強調した。