辞任表明した石破首相の後任の自民党総裁を選ぶ臨時の総裁選について、自民党の森山幹事長は9日、党の役員会で、国会議員投票に加え、全国の党員・党友の投票を行う「フルスペック型」が望ましいとの考えを表明した。
森山氏は、8日の執行部による協議や石破首相の意向を踏まえ、「全国の党員・党友の声を直接反映する総裁公選、いわゆるフルスペックの選挙を通じて、新たな総裁を選出することが最も望ましい」と述べた。
9日の総務会で決定した上で、9日午後の総裁選管理委員会で日程を決める見通し。
日程は、9月22日告示、10月4日の案で最終調整されている。
総裁が途中で辞任する場合、国会議員投票と都道府県連投票で決める「簡易型」で決めることも可能だった。
森山氏は、「総裁選が、我が党が解党的出直しを図り、新たな時代の国民政党として前進するための重要な機会だと思っている」と強調した。