「あの日のきょうにずきゅん」
テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から21年前の2004年9月7日、台風18号が広島に接近し風速60メートルの強風が県内に大きな被害をもたらしました。
【若木記者】
「三筋川河口に来ています。大きな波が防波堤を超えて押し寄せてきています。とても普段は穏やかな瀬戸内海とは思えません」
※広島県内を風速60メートルの風が吹き荒れる
【石川記者】
「激しい暴風の中です。厳島神社本殿の檜皮葺き屋根がはがれてきています」
※浸水と強風で厳島神社の国宝・左楽房が倒壊
「檜皮葺の屋根が海に浮かんでいます」
広島市南区では猛烈な風で大型トラックが横転。
広島市安佐北区でも人が立っていられないほどの強風が吹き荒れ、風でバイクが転倒しました。
【大渕記者】
「あたりは看板であるとか様々なものが傾いています。そして川の方は濁流になっていますが、川の中にトラックが転落しています」
廿日市の木材港では、沖合に避難しなかった木材運搬船が沈没し乗組員4人が死亡しました。
広島市西区にあった広島西飛行場が浸水。ヘリコプターの格納庫も水であふれ、多くの機体が飛べなくなりました。