2024年、ノーベル平和賞を受賞した「日本被団協」、日本原水爆被害者団体協議会の代表らが9月8日、高松市で受賞報告会に出席し、核兵器の廃絶を訴えました。
(日本被団協 田中熙巳代表委員)
「「核のタブー」がおかされ始めたことに対する警告をノーベル委員会が発したことは大きいと思う」
日本被団協の田中熙巳代表委員(93)ら3人が高松市でノーベル平和賞の受賞を報告しました。
日本被団協は、広島と長崎の被爆者の全国組織で、2024年、日本の個人や団体としては、50年ぶりにノーベル平和賞を受賞しました。田中さんは、被団協の約70年にわたる取り組みを紹介しながら今後は、核兵器の廃絶に向けて若い人たちに活動をつないでいく必要性を訴えました。
(日本被団協 田中熙巳代表委員)
「(若い世代が)自分自身が動く。核兵器をなくすことをどうやれば実現できるかを考え計画し、その時に被爆者がやってきたことを生かすということになっていかないと核兵器はなくならない」