まだまだ残暑が続く福岡ですが、いまが旬のブドウにある異変が起きています。

いったいなぜなのかを取材しました。

◆記者リポート
「ずっしりと重いです。こちらの農園では旬のブドウ狩りを楽しむことができます」

福岡県久留米市にある観光農園「中野果実園」。

シーズンを通して、約20品種のブドウを楽しむことができます。

今まさに旬を迎えているブドウですが、今年はある異変が起きています。

◆中野果実園 中野正二さん
「こういう小粒のブドウができている」

Q.品種は?
「巨峰です」

ブドウの王様「巨峰」。

大粒でふっくらとした実が特徴ですが、今年は小さい粒が目立ちます。

通常の実と比べてみても…。

◆記者リポート
「全然違いますね、こうやって見ると」

粒が大きくならなかった原因について聞いてみると…。

◆中野果実園 中野正二さん
「一番は受粉の時期の気温が低いこと」

ブドウの受粉が行われる5月初旬に気温が低く、受粉がうまく進まなかったことが主な原因と考えられるといいます。

その結果、実が十分に育たず小さいまま残ったり、実がつかず房がまばらになったりしています。

しかし、この小さな実にも魅力があるといいます。

◆中野果実園 中野正二さん
「味はものすごく甘いです。小さいのは特に甘いんですよね、酸味も少なくていいですよ」

こちらの農園では、品種を変えながら9月いっぱいまでブドウ狩りが楽しめるということです。

テレビ西日本
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