科学捜査研究所に所属する職員が、DNAの鑑定作業を不適切に行ったとして懲戒免職処分を受けました。

処分を受けたのは、佐賀県警察本部の科学捜査研究所に所属する40代の職員です。

警察によりますと、2017年6月から2024年10月までの7年間にわたりDNA型の鑑定作業で検査を実施したと装うなど、130件の不適切な鑑定を行ったとしています。

このうち16件は殺人未遂事件などで証拠として採用されたということです。

佐賀県警は8日付けでこの職員を懲戒免職処分としました。

職員は理由について「上司に対して自分の仕事ぶりをよく見せるため。仕事が遅いと指摘されるのを避けるため」と話しているということです。

サガテレビ
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