石破総理が7日午後6時から官邸で記者会見に臨んだ。

急なご案内で誠に恐縮であります。
この度、私は自由民主党総裁の職を辞することといたしました。
そのため、党則第6条第2項に基づく総裁選、すなわち任期中に総裁が欠けた場合の臨時総裁選の手続きを実施するよう、森山幹事長に伝えたところであります。

したがって、党則第6条第4項に基づく臨時総裁選の要求手続きを行う必要はございません。
新総裁を選ぶ手続きを開始していただきたい。
このように考えております。

まさに国難とも言うべき米国関税措置に関する交渉は、私どもの政権の責任において道筋をつける必要があると、このように強く考えてまいりましたが、先週の金曜日(6日)に投資に関する日米了解覚書の署名が行われ、米国大統領令も発出をされました。

昨日(6日)帰国した赤沢大臣から直接報告を受け、私としても1つの区切りがついたと感じることができました。
かねてより私は地位に恋々とするものではないと、やるべきことをなした後にしかるべきタイミングで決断するとこのように申し上げてまいりました。
あわせまして、選挙結果に対する責任は総裁たる私にあるとこのようににも申し上げてきたところであります。

米国関税措置に関する交渉に1つの区切りがついた今こそがそのしかるべきタイミングであると、このように考え、後進に道を譲る決断をいたしました。

新しい総裁が選ばれるまでの間、国民の皆様方に対して果たすべき責任を着実に果たし、新しい総裁総理にその先を託したいと思っております。

少数与党であるにも関わらず、約1年間、ここまで務めることができましたのは、自民党、そして与党・公明党の皆様、国民の皆様方のお支えがあったからこそであり、心より深く感謝を申し上げます。
誠にありがとうございました。

私は党派を超えた合意形成熟議の国会にふさわしい、真摯で誠実な国会審議に精一杯努めてまいりました。
できる限り自分の言葉で語るようにいたしてまいりました。

この間、ご尽力、ご協力をいただいた各党、各会派の皆様にも心より感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。

TSKさんいん中央テレビ
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