台風15号の影響で突風被害が発生した牧之原市などでは一夜明けた6日、住民による復旧作業が進められています。

牧之原市や吉田町などでは5日、激しい突風が発生し、これまでに20人以上が負傷、住宅被害は350棟以上に上っています。

福島流星 記者「午前10時半を回りました。牧之原市内かなり気温が上がっています。厳しい日差しの中、住民の方たち後片付けに追われています。」

被災した地域では強い日差しのなか、住民が割れた窓ガラスなどの後片付けに追われていました。

こちらの住宅では家の窓のほとんどが無くなってしまい、2階の屋根は吹き飛んで完全に無くなっていました。

住人「もう住めないですよね?何してももう、ガラスもないですし。まあ、なってしまったものはしょうがないでし、天災なのでね、やれることをやるだけです」

また、住民を悩ませているのが長引く停電です。
周辺では今も1万1千戸あまりが停電をしていて復旧のメドは立っていません。

住人「日差しは暑いですね、相変わらず。とにかく体調を見あいながら、水分補給を各々で選ばして熱中症対策をしようかなと」

こうしたなか、始まっているのが被災住民への支援です。
牧之原市役所ではブルーシートを配布していて続々と受け取りに来ていました。

また、り災証明書の申請手続きも始まり写真を見せながら自宅の被害の状況を説明していました。

一方で、気象庁は機動調査班を現地に派遣し、建物の被害状況を目視で確認するなどして調査しています。

気象庁 平松修一 国土交通技官「一つの現象ではなくて、突風がいくつかに分かれて発生したものと思われますが、そのあたりはこのあとの調査ではっきりわかってくると思います」

市は、災害ゴミの受け入れや温泉の無料利用なども始めたほか、災害ボランティアを募集しています。

テレビ静岡
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