牧之原市では9月5日午後、台風15号の通過に伴い突風が発生し、市によるとこれまでに228棟の住宅被害が確認され、全壊1棟、半壊42棟、屋根や窓ガラスの破損など一部損壊184棟、床下浸水1棟となっています。
こうした中、一夜明けた6日、牧之原市の最高気温は平年を上回る30.2℃と、真夏日となりました。
一方で、牧之原市では現在も9510戸で停電が続いています。
このため、住民たちは口々に電気に対する不安を口にし、市が設置した携帯電話の充電スポットには大勢の人が集まりました。
充電に訪れた男性は「情報が得られず、状況がわからない」と述べ、罹災証明の申請に訪れた男性は「停電が早く復旧してくれないと。水はとりあえず大丈夫なので、電気だけは不安」と話しています。
また、自宅の屋根が飛ばされたという親子は「暑いけれど明るいうちに片付けて家の中を落ち着かせておかないと、夜は真っ暗で何もできなくなってしまう」と、多くの人から早期の復電を望む声が聞かれました。