先月の記録的な大雨により熊本市で川に流されたとみられ、安否が分からなくなっている男性の捜索が5日、約300人態勢で行われました。

消防や警察、海上保安部などによる一斉捜索は2回目ですが、男性の発見には至りませんでした。

【前田美沙希記者】
「記録的な大雨から3週間余り。熊本市西区を流れる井芹川ではこれからボートを使って安否不明者の捜索が行われます」

安否不明となっているのは熊本市東区に住む会社員、森下 尚治さん(60代)です。
森下さんは、熊本市北区貢町の西浦川で車ごと流されたとみられていて、北区釜尾町の井芹川で車が見つかっています。

5日は、熊本県警や熊本市をはじめとする各地の消防、熊本海上保安部など約300人が、午前9時ごろから捜索を開始。

井芹川とその下流の坪井川に加え、荒尾市から天草郡苓北町にかけての有明海に範囲を広げ捜索。

熊本県や県警のヘリも出動しましたが、手がかりも含めて男性の発見には至りませんでした。

【熊本市危機管理防災部 清田 隆宏 部長】
「計画段階から『きょうの捜索で必ず発見する』という意気込みで取り組んだが、
結果として手がかりもつかめず本当に残念」
 
今後は、消防や警察など各機関で捜索を続けていくということです。

テレビ熊本
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