庄内地方が最も北の栽培適地とされ、県がブランド化を進めている「スダチ」が、いま収穫期を迎えている。
酒田市で「北限のすだち」の栽培技術研修会が開かれた。

通常、柑橘類は温暖な地域での栽培がほとんどだが「スダチ」は庄内地方が最も北の栽培適地とされていることから「北限のすだち」として県がブランド化を進めている。

2010年から県が試験栽培を始め、2017年からは地元の生産者も栽培をスタートさせた。

栽培技術研修会には生産者など15人が参加。
県の研究員が講師となり、収穫の際の適切な大きさや色、「予措」と呼ばれる品質を低下させずに貯蔵する方法などについて説明した。

(参加者は)
「収穫量も増えて来たので長期保存ができるようにしっかり勉強していきたい」
「北限のすだちに去年出会ってこれを使った加工食品を作って今年デビューしようと思う。商品も含めて北限のすだちを広めていきたい」

今年は高温と水不足で生育不良も心配されましたが、最近の雨のおかげで生育は順調。
「北限のすだち」の収穫は10月上旬ごろまでで、庄内の青果店などで買うことができる。

さくらんぼテレビ
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