東海地方を通過した台風15号は、東海地方の各地に大きな爪痕を残しています。

 台風最接近の前から強まった雨は、通勤・通学の時間帯を直撃しました。豊橋駅では、風はほとんどないものの、大粒の雨が降りました。

街の人ら:
「長靴を履いてきたんですけど、横殴りの雨でパンツまでぬれている状態。子供が小学生に登校しているんですけど、もし連絡があるとまた戻らなくちゃいけないので、それが気がかり」
「大学院のインターンで来た。パソコンをビニール袋に入れて対策しています」

 愛知県刈谷市を流れる逢妻川は、愛知県が設置したカメラの映像を見ると、5日朝からの数時間で急激に水位が上がったことがわかります。

 豊川市でも、体に激しく打ちつけるような雨が降り、畑近くの用水路の水があふれそうになっていました。

 交通機関にも影響が出ています。東海道新幹線は、愛知県内や静岡県内の大雨のため、断続的に運転見合わせとなりましたが、5日午後3時ごろから順次再開しています。

利用客:
「4時20分の新幹線だったんですけど、今見たら200分以上の遅れになっていたので、どうしようもないなと。困ったなと」

 愛知県岡崎市でも、5日午後になり、大きな被害が出ていることが分かりました。

 道路とみられる場所に取り残された乗用車は、ヘッドライドが隠れるほどに水に浸かっています。

 岡崎市西部の矢作町周辺では、田んぼが水に浸かり住宅にも迫っています。アンダーパスにも大量の水が溜まり、通行止めになっていました。

 こうした冠水の影響で、岡崎市内の国道1号は一部区間で通行止めとなっています。

 東海3県の雨のピークは過ぎ、刈谷市・知立市・豊田市西部に出ていた洪水警報はすでに解除されました。

東海テレビ
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