名古屋市緑区にある「豚の角煮亭BUTAJI」は、全国的にも珍しい“角煮専門店”です。しょうゆ、味噌、塩の3種の味わいを楽しめ、県外からも客が訪れる人気ぶり。柔らかく上品な味わいに「家庭では真似できない」と絶賛されています。

■醤油・味噌・塩…3つの味でとろける食感

名古屋市緑区の名古屋市営地下鉄「相生山駅」から車で5分の場所にある「豚の角煮亭 BUTAJI」。メニューは角煮のみという“角煮専門店”です。県外からも客が訪れ、ランチタイムは連日満席になるほどの人気ぶり。

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客:
「柔らかさにビックリ。家じゃあんな風にできない」

別の客:
「柔らかくて食べやすい。箸でスッと切れて、とてもおいしかった」

3種類の全く異なる味付けが楽しめるのも魅力です。

店主:
「北海道苫小牧市の日本料理屋さん「悠膳」の店主に協力してもらい、一緒に作ってもらいました」

その味に惚れ込んだ店主が、特別に秘伝のレシピを教わったといいます。

定番の「醤油角煮」(単品2個1600円)は、厳選野菜にザラメと砂糖を加え、八角で深みを出したしょうゆベースのスープで調理。愛知県半田市のブランド豚「あいぽーく」のバラ肉を使用し、圧力鍋で極限まで柔らかく仕上げています。

「味噌角煮」(単品2個1600円)は、赤味噌をベースに数種類の味噌をブレンド。隠し味にデミグラスソースを加え、まろやかさと洋食の風味を兼ね備えた一品です。

客:
「甘いかと思ったら甘くなくて、ご飯に合う」

「塩角煮」(単品2個1600円)は、野菜スープと中華スープを合わせ、ショウガとニンニクでアクセント。脂身が苦手な人でもさっぱり食べられ、付け合わせの柚子胡椒とも相性も抜群です。

客:
「塩味初めて食べたけど、柚子胡椒とめちゃめちゃ合います」

別の客:
「中華の角煮ってコッテリしている感じ。これは想像よりさっぱりしていておいしかった」

角煮がメインの「塩角煮定食」(1800円)は、サラダ、温泉卵、漬物、赤だし、ご飯付き。角煮をご飯にのせ、温泉卵と絡めて食べるのがオススメです。

■家庭では難しい“プロの味”を届ける

なぜ角煮の専門店を始めたのでしょうか。

店主:
「忙しい共働きの方に、手間のかかる角煮を提供できたら喜ばれると思った」

家庭で作るのには調理に手間がかかる豚の角煮。

客:
「自分で作ると固くなったり味が染みていないとかうまくいかないけど、そこはプロのレシピですごくおいしい」

別の客:
「家で作る角煮と同じ『角煮』って名前にするのが申し訳ない」

作り置きが難しいなど、家庭ではハードルの高い肉料理を、主婦としての経験を生かして専門店の味に。

家庭では味わえない“特別な角煮”を求め、多くの人が足を運んでいます。

東海テレビ
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