名古屋市中区丸の内の「しょうが焼き屋なごみ」は、メニューを3種類のしょうが焼きに絞り、提供時間3分以内を実現したしょうが焼き専門店です。早さとうまさで、忙しいサラリーマンの心をつかんでいます。
■メニューはしょうが焼きのみ…行列ができるしょうが焼き専門店
名古屋のオフィス街・中区丸の内に2024年にオープンした「しょうが焼き屋なごみ」は、メニューを3種類のしょうが焼きに絞った“しょうが焼き専門店”で、ランチタイムには多くのサラリーマンが行列をつくる人気店です。

客:
「めちゃおいしいです」
別の客:
「すごくご飯がすすむ味」
調理法は、高知県産ショウガと玉ネギ、自家製しょうゆタレをフライパンに入れ、薄切りの豚肩ロースを中火で炒めるシンプルなスタイル。

一番人気はご飯・味噌汁・漬物・サラダ付きの「しょうが焼き定食 スタンダード」(980円)。

さらに、ニンニクが効いた豆板醤ベースの「うま辛タレ」(1000円)や、スパイスとヨーグルトを隠し味に使った「カレー風味タレ」(1050円)も食欲をそそります。

どのメニューも炙りチーズ(200円)をトッピングでき、味変を楽しむ人もいるといいます。
■「しょうが焼きが嫌いな人はいない」…しょうが焼きのみで勝負した理由
脱サラして店を開いた店のオーナーは、飲食店は未経験だったといいます。
オーナー:
「しょうが焼きが嫌いな人はいないから、しょうが焼き一本でやっていこうと」

丸の内という立地を選んだ後、どんな料理で勝負するかを考え、最終的に“しょうが焼き”に決めたといいます。調理がシンプルで、素早く提供できる点も決め手でした。

客:
「(提供が)早いのがいいですね 時間ない時でもパッと食べられる」
別の客:
「スピードも早いですし、コスパもいい」
■提供時間は驚きの3分以内…客の入店と同時に調理スタート
提供までの時間がどれだけ早いか、実際に計測してみました。
オーナー:
「(客が)ドアを開けた時点で火を入れます。提供を早くするためのオペレーション」

客が入店した瞬間にフライパンに火にかけ調理スタート。全員がしょうが焼きをオーダーするからこそ実現する離れ業です。

オーナー:
「お客さんが食券を買ってから(提供するまでは)3分以内」
さらに、昨今の物価高の中でも、ご飯、味噌汁、漬物はすべて食べ放題にしています。

「厳しいですけど“しょうが焼きでご飯をいっぱい食べてもらう”コンセプトなのでそこはブレずにいきたい」とオーナーは話します。

スピーディーさと満足感を追求した「しょうが焼き屋なごみ」は、早い・うまい・おかわり自由でサラリーマンの心をわしづかみにしています。