一般貨物自動車の運送を手がける新潟県上越市のグリーンカーゴサービスが、新潟地裁高田支部より、破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。
民間の信用調査会社・帝国データバンク上越支店によると、1988年10月に設立されたグリーンカーゴサービスは、群馬県や埼玉県、長野県などの県外産地から上越市、北陸地域へ青果物を運送するほか、ミネラルウォーターや米、プラスチック原料、化学薬品などの運送も行い、2015年3月期には年収入高約2億600万円を計上していた。
しかし、メインの青果物の扱いが減少する中、新規得意先を開拓するも、ドライバー不足などで思惑通りの配車が組めず、2024年3月期の年収入高は約1億8000万円にまで落ち込んでいた。
新型コロナ禍のゼロゼロ融資の返済も開始され、財務内容は脆弱で、資金面も限界に達し、今年3月31日に事業を停止、自己破産の準備に入っていた。
負債は約1億7000万円に上っている。