宮城県加美町で、体長およそ2メートルのクマが住宅に侵入した。
住人がガラス戸越しに撮影した映像をノーカットで掲載する。
映像が記録されたのは9月5日午後9時半ごろ、加美町宮崎の住宅。
画面に映るのは黒々とした巨体のクマ。住人も「でか!」と思わず声を漏らす。
玄関先の風除室に置かれていた鳥のえさ入りバケツを目当てに、迷うことなく侵入した。
ガラス戸までの距離はわずか数メートル。巨体が口を開け、青いバケツをくわえると、そのまま悠然と立ち去っていく姿が映し出されている。
クマの後頭部には白いテープが貼り付いている。先日、この住宅で七面鳥を襲った際にも確認されており、同じ個体とみられる。
この住宅では、七面鳥やウコッケイなど13羽を飼育していたが、8月末から9月3日までにすべてクマに襲われた。
人慣れしたクマが住宅地にまで入り込む異常事態であり、地域の危機感は高まっている。
※「体長2メートル」は、目撃した住人の通報内容に基づく警察発表