秋の実りの話題。大江町の中学生が体験授業で稲刈りを行った。収穫したコメは給食で提供され、半年分のごはんになるという。
4日、大江町本郷の田んぼで稲刈りを行ったのは、大江中学校の1年生58人。
2025年5月に自分たちで植えたイネを、地元の生産者に教わりながら“手刈り”で収穫していった。
(リポート)
「生徒たちは小学校でも収穫を体験していたということで、慣れた手つきで作業しています」
大江中学校では、2018年から毎年コメへの感謝の気持ちを持ってほしいと、稲刈り体験を行っている。
収穫したコメは「山形95号」という品種で、大江中学校ではこれを「もう一杯けろ」と名づけた。
生徒たちがこのコメを育てている田んぼは28アールで、収穫後に精米すると約1800キロに。
これを「給食のごはん」として提供していて、その量は全校生徒163人と職員33人、計196人の半年分にあたる。
(生徒)
「自分たちが5月に植えた稲が育って、今その稲を刈っているんだなと実感した」
「簡単にコメを食べられていることがありがたい。いつもおいしいコメを食べさせてくれてありがとう」
「コメの値段が最近高くなっているが、コメが嫌いな人は誰もいないと思う。値段が高くなっても買ってほしい、食べてほしい」
刈り取ったコメ「もう一杯けろ」の給食での提供は11月ごろから始まる。