シーズンを迎えた文化祭についてです。倉敷市の中高一貫校でも9月4日に文化祭が開かれ、1000人を超える生徒が仲間たちと青春の1ページを刻みました。
約1000人の全校生徒の前で11人の書道部員が書き上げたのは「友愛」の文字。2026年に120周年を迎える倉敷市の倉敷天城中学・高等学校では志が同じ仲間と一緒に歩むと思いを込めた「朋」というテーマで文化祭が開かれました。
(戸田奈沙記者)
「大勢の生徒が心待ちにしているのがこちら!」
(生徒)
「お帰りなさいませ、ご主人様。」
教室に貼られたのは、メイドにふんした生徒の写真。手作りのゲームやルーレットで教室の中は大盛り上がりです。
(ゲームを作った生徒)
「客が来てくれてよかった。みんなで楽しんでもらえたら。」
(戸田奈沙記者)
「続いては文化祭の定番とも言えるお化け屋敷。生徒と一緒に入らせてもらいます。」
8月18日から9月4日までの約2週間、午後の授業を返上して準備にあててきたという生徒たち。お化け役も気合、十分です。
(お化け屋敷に入った生徒)
「後ろから追いかけられるのが怖くてたまらなかった。」
「めっちゃ楽しかった。」
また、演劇などを行う体育館にはエアコンがないため特大の冷房設備を3機レンタルして対応するなど猛暑対策にも万全を期しています。
この学校は2007年から中高一貫校となったため、文化祭は中学生と高校生の交流の場としても一役買っているといいます。
(倉敷天城高校 蒲生信博副校長)
「(中学生が)高校生を見ると成長が早くなる。情緒面でもしっかり成長してもらおうと、勉強以外の行事を(中学・高校)でできるだけそろえている。」
仲間と力を合わせて作り上げた文化祭。青春を謳歌する生徒たちにとって忘れられない時間となったようです。