3日、中国・北京で行われた日本との戦争勝利80年を記念する式典。
中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の3人が初めて一堂に会しました。
中国・習近平国家主席:
私もうれしいです。会えたのは久しぶりですね。
北朝鮮・金正恩総書記(通訳):
6年ぶりの再会です。
中国・習近平国家主席:
そうそう、うれしいです。こんな有意義な…。
軍事パレードでは、国産の無人潜水艇やアメリカ本土が射程に入るとされる潜水艦発射型の弾道ミサイルなどが公開されました。
式典に26カ国が出席する中で注目を集めたのは、事実上初めて多国間外交の場に出てきたとされる金総書記の動向です。
パレード終了後には揃って参加していたプーチン大統領と、「お先にどうぞ」と譲り合いながら同じ車に乗り込み、別の会場へ移動した2人は1年3カ月ぶりとなる首脳会談を行いました。
プーチン大統領が北朝鮮がウクライナとの戦闘に兵士を派遣したことについて「犠牲を払ってくれたことを忘れない」と伝えると、「私がロシアを支援できる方法があれば、兄弟国としての義務を必ず果たします。ロシアへの支援に一切の努力を惜しみません」と引き続きロシアへの支援を続ける考えを示した金総書記。
首脳会談を終えた2人は…。
北朝鮮・金正恩総書記(通訳):
またすぐにお会いしましょう。
ロシア・プーチン大統領:
待っているよ。
北朝鮮・金正恩総書記(通訳):
ご健康とご活躍をお祈りします。
ロシア・プーチン大統領:
ありがとう。そちらこそぜひ来てよ。
4日は習主席と金総書記による首脳会談が行われる見通しです。