自民党の麻生最高顧問が、石破首相の任期を待たず前倒しで総裁選挙の実施を求める意向を正式に表明しました。
自民・麻生最高顧問:
総裁選挙の前倒しを要求する書面に署名・提出をすると決めております。
横浜市で開かれた麻生派の研修会で麻生氏は、参議院選挙を「惨敗だった」と指摘し、「次の衆院選で勝利できる体制を整えなければいけない」と述べました。
そのうえで、出席した約40人の麻生派議員に対し前倒しへの同調こそ求めなかったものの、「党内が一丸となってまい進できる体制を整えるにはどうすればいいのか、一人一人がそうした観点に立ちしっかり判断していただければと思う」と強調しました。
また、石破首相に辞任の意向を伝えた旧岸田派の木原選挙対策委員長ら若手・中堅議員が都内で集まるなど、議員同士の会合も相次いでいます。
こうした中、閣内でも総裁選前倒し論が広がりを見せていて、新たに武部文科副大臣、穂坂デジタル副大臣が前倒しを求める意向を表明しました。
フジテレビの取材では、2日から3日にかけ、前倒しを要求するとした副大臣・政務官はこれまでの8人から18人に倍増しています。