沖縄・西表島で庭の木を映したカメラが捉えたのは、実ったパパイアを頬張る“カラス”。

目撃者は「パパイアの木を見たら穴が開いていた。結構食べられていた」と話します。

そしてその直後、奇妙な行動に出たのです。

カラスがカメラの方向に飛んできたかと思うと、なんとカメラの画角がじわじわと変化。
パパイアが映らない位置で止まったのです。

目撃者は「自分たちが悪いことしているのを映らないようにしている気がした。後からきた子が『撮られてるよ』って教えているようにも見えた」と話します。

もしや、盗み食いがばれないようにわざとカメラを動かしたのでしょうか?

カラスの動きについて、東京大学の樋口広芳名誉教授に聞いてみると、「意図して飛び移ったというよりは、結果としてカメラがずれて映らなくなったのが真相か」といい、カラスが移動した際、偶然カメラの上に止まり、重みでずれたのではないかということです。

カメラに向かってくる鳥は、群馬県の八ッ場ダムでも目撃されました。
ダムを映すカメラが捉えたのは、突撃してくる“スズメ”です。

スズメは、カメラに勢いよくゴツン!とぶつかり、衝撃で落下したかに見えましたが、再び現れカメラをじろりと見て、そのまま飛び去っていきました。

なぜ執拗にカメラに向かってきたのでしょうか?

東京大学の樋口名誉教授は「(レンズが)鏡のように見える。それを自分と認識できないので、他の個体として『何でそこにいるんだ?』と、攻撃心に近いもので飛びついてくる」と説明します。

また、映像が撮影されたのは巣作りの時期のため、警戒していたのではないかということです。