築50年を超える高知県民体育館は、2029年度中に新施設の整備を検討しています。
3日は2回目の会議が開かれ、4つの施設案が示されました。

老朽化が進んでいる県民体育館。県は現在の場所を中心に客席5000席程度のアリーナ機能がある施設を整備し、プロスポーツの試合やコンサートなども開催できるスポーツとにぎわいの拠点を目指して検討を進めています。

2回目の有識者による検討会では、事務局の県が施設の構成案を示しました。

敷地は現有地と旧南消防署跡地をベースに、隣接する「アスパルこうち」のグラウンドをほぼ全面使うパターンから使用しないパターンまで4つの案があります。メインアリーナとサブアリーナのほか、武道館や駐車場などを整備する方針です。

委員からは「いずれの案も駐車場が少ないと思う。地下駐車場などでもう少し確保すべきでは」との意見が出たほか、不登校の児童生徒が使うアスパルこうちのグラウンドをどの程度利用できるか懸念もあり、「もう少し内容を検討すべき」ということになりました。

県は3日の意見を踏まえて別の案も検討し、10月22日の会議で施設全体の構成案を決めたいとしています。

高知さんさんテレビ
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