京都市にある国立の小中一貫校で男子児童がいじめを受けていたにもかかわらず、学校の対応が遅れたとして「重大事態」に認定されていたことがわかりました。

京都教育大学によると、京都教育大学附属京都小中学校に通っていた男子児童は、いじめを受けて去年3月に転校しました。

京都教育大学は、転校を余儀なくされたのはいじめが原因である可能性が高いとしていじめの重大事態に認定し、去年3月に文科省に報告。また第三者委員会を去年3月に設置して調査していました。

第三者委員会はことし5月に報告書をまとめていて、いじめの詳細については4日までに京都小中学校のホームページに掲載する予定だということです。

また、授業のアンケートに男子児童が「いじめの問題に関して先生は信用ならん」と記入して提出したのに対し、当時の担任は「GOOD」というスタンプを押して返却したということです。

学校側は保護者からの申告でいじめについて把握していたにもかかわらず、児童の転校に間に合わず対応が遅れたとしています。

関西テレビの取材に対し学校側は「学校としていじめの認識が不足していた。今後はいじめの未然防止や早期の対応に努めたい」とコメントしています。

関西テレビ
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