自民党の両院議員総会から一夜明け、石破総理の任期より前に総裁選を求める動きが活発化しています。

石破総理の取材歴20年のジャーナリスト・鈴木哲夫さんは3日午後、石破総理に電話取材し、石破総理は「(2日の挨拶では)世論・国民に向かって反省と謝罪をした。とにかく世論に対して『石破らしさ』をこれからも出していく」と話したと明かしました。


■「石破らしさを出せなかった」は国民に向けての謝罪

【ジャーナリスト・鈴木哲夫さん】「石破茂首相はきのう=2日の挨拶の中で、『反省をしている、責任を感じる』と言った後に『“石破らしさ”を出せなかった』という言葉を使いましたよね。

(きょう=3日)午後2時前に(石破首相に直接電話して)こんな話をしました。これは要するに自民党の党内の議員とか、そこに対しても、もちろんあるんだけれども。そうじゃなくて、『その向こうにいる世論・国民に向かって自分は本当に反省して謝罪したんだ』と。

『石破らしさが出してない、出せてない』と私も番組で厳しく言ってきましたが、(石首相は)『そこを反省をする』と。つまり、世論に対しても、きのうはきっちり自分は謝罪をし、それを伝えようとしたんだってこと言ってましたね」

■総裁選前倒しの実現は「世論」がカギを握るか

【吉原キャスター】「8日に(前倒し要求の書面)提出があるということですよね」

【ジャーナリスト・鈴木哲夫さん】「だからそこへ向けて、本当なら例えば電話してお願いしますとかって多数派工作をやるんだけれど、そこは、石破さんは森山幹事長に任せて(いる)。

そして、『自分はとにかく世論に対して、本当に”石破らしさ”をこれからも出していく。これを1日1日、とにかくチャンスがあればそれをやっていく』ということを言ってましたね」

【吉原キャスター】「実際、総裁選の前倒しは実現しますか?」

【ジャーナリスト・鈴木哲夫さん】「”前倒しするべきだ”という声がワーッと大きく報じられるから、そういうムードには見えるが、FNNのアンケートでは、6割・7割の国会議員がアンケートに答えていないんですね。

この辺はやっぱり世論に大きく影響されるのではないか。世論が、例えば石破さんでいいんじゃないかなんてことなれば、そういうものにも影響される。

だから、僕は最後の決め手はまだまだわからないし、『世論』がカギを握るのかなという気がします」

(関西テレビ「newsランナー」9月3日放送)

関西テレビ
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