岩手県盛岡市が導入を目指す「宿泊税」について、宿泊事業者などで構成される検討委員会は9月2日、一律200円とする最終案をまとめました。
盛岡市宿泊税検討委員会は2日、最後の会合を開き、市の宿泊税導入に向け検討した最終案をまとめました。
それによりますと、宿泊税は料金に関わらず宿泊客1人あたり一律200円で、2026年10月の導入を目指すとされています。
また市に代わって宿泊税を徴収し納入することになる市内の宿泊事業者に対しては、納期内に納めた額の2.5%分を交付し、制度施行後5年間は特例措置として、最大で1%分を上乗せするとしています。
税収は年間で約2億5600万円が見込まれていて、用途が明確にされた税「法定外目的税」のため、導入が正式に決まればインバウンド誘致など市の観光振興に使われることになります。
盛岡市宿泊税検討委員会 三好純矢委員長
「盛岡市に来訪する人たちがより便利になり、楽しく過ごせるような、そういう都市にしていってもらえたらいいのではないかと思う」
最終案は10月に市の観光審議会を通して内舘市長へ報告され、条例案が市議会の12月定例会に提出される予定です。