鉄骨ではなく木造でありながら、柱の無い広い空間を実現した工場が岩手県花巻市に完成し、9月2日に竣工式が開かれました。
完成したのは住宅用の木質パネルを製造する「日本都市開発」の花巻工場の新たな製造施設です。
2日の竣工式には工場関係者など約50人が出席し、テープカットをして完成を祝いました。
この施設は、鉄骨の代わりに軽く強度の高い「木造トラス」を使った工法を採用しています。
これにより幅20m、奥行き50mの柱のない広い空間を木造で実現しました。
さらに建物全体で240tの積雪にも耐えられる構造となっています。
日本都市開発 鈴木一久社長
「私たちが作る木造木枠の優良な品質で、低コストな住宅を供給できるという意味で、私たちも役に立っているのではと思う」
工場を建設した「日本住宅」では、この木造トラスを使った工法を今後、大型商業施設の建設などでも活用していきたいとしています。