岩手県岩泉町の龍泉洞で夏の暑さを避けて天然の冷蔵庫で熟成された日本酒が完成し、9月2日に出荷に向けて洞窟内から運び出されました。

岩泉町の泉金酒造では、冬に仕込んだ日本酒を龍泉洞の中で熟成させ、毎年この時期に出荷しています。

2日は、2025年4月から約5カ月間熟成させた日本酒の一升瓶と四合瓶、計3600本が洞窟内から運び出されました。

年間を通じて気温が10度ほどに保たれる洞窟内は、日本酒の熟成に適した天然の冷蔵庫です。

龍泉洞で熟成された日本酒は「龍泉八重桜 秋あがり 純米吟醸」と名付けられ、まろやかな味わいに仕上がったということです。

泉金酒造 八重樫義一郎社長
「まさに岩手の恵みをギュッと凝縮したかたち。ぜひとも岩泉のおいしい秋の産物と一緒に、この酒も楽しんでいただければ」

「龍泉八重桜 秋あがり 純米吟醸」は、9月8日から町内の道の駅や県内の酒販店などで販売される予定です。

岩手めんこいテレビ
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