9月から仙台市では、「医療的ケア児者」の非常用外部電源の購入費を補助する制度が始まります。これに合わせ、青葉区では、補助申請に必要な計画書の作成を学ぶワークショップが開かれました。

ワークショップには、痰の吸引や人工呼吸器の装着などが日常的に必要な「医療的ケア児者」やその支援者などが集まりました。

仙台市では「医療的ケア児者」などの生きるために、常に電源が必要な人たちに対し、停電した際の電源を供給する外部電源の購入費を補助する制度が、9月、始まります。

申請には「災害時個別計画」の作成が条件となっていますが確認事項が多く、本人や家族だけで作成するのは難しいのが実情です。

スタッフ
「これ本当に全部埋めようとすると大変なので、自分で埋めやすいところ、自分がすごく気になるところから始めてもいいと思う」

主催した医療的ケア者 高橋桃子さんと母親・実和子さん
「医療的なケアのあるご家族ってやっぱりケアにすごく手がかかるので、書類を渡されて、『これに記入を』って言われてもなかなかやっぱり1人では難しい。これは誰にお願いしようかなとか、この部分はこの人にお願いしたいとか、自分だけじゃない、誰かと一緒にやっていくことが必要」

支援者なども参加し、仙台市職員などからアドバイスを受けていました。

参加者
「災害時個別計画のことを発信したり、一緒に学ぶ機会を作っていけたらと思いました」

市は補助制度がより多くの人に知ってもらえるよう、周知を進める方針です。

仙台放送
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