AI=人工知能を活用した業務効率化に取り組む北九州市は、3日から小倉北区役所で実証プロジェクトを始めると発表しました。

小倉北区役所の「AI実証プロジェクト」は複数のAI技術を同時に活用し、業務効率化を進めるとともに市民サービスの向上も図ります。

マイナンバーカードに関する電話問い合わせをAIが24時間対応するほか、市民からの相談をAIがリアルタイムで文字起こしして、相談記録をすぐに作成します。

また生活保護の相談では、AIが膨大な法令や資料から必要な情報を数秒で提示し、迅速で的確な回答が可能になるということです。

AIの活用で生み出された時間で職員はよりきめ細かな支援や相談に力を注げるとしています。

武内市長は「市民サービスを向上しながら、同時に職員の負担軽減を図ることを両立するため、AI を有効に使いたい」と話しました。

実証プロジェクトは最長で来年3月までで、有効性を確認した上でほかの区役所への導入を検討することにしています。

テレビ西日本
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