福岡県宮若市の塩川市長が市職員にパワハラなどを繰り返していた問題を受け、「ハラスメント防止条例」の修正案が2日、市議会に提出されました。

◆宮若市 塩川秀敏市長
「改めて宮若市長等及び職員のハラスメントの防止等に関する条例の規定をお願いするものでございます」

2日に始まった宮若市議会で、塩川市長は今年3月に議会に提案し否決された「ハラスメント防止条例案」について修正案を提出しました。

この条例案の提出は2023年に明らかになった塩川市長による職員へのハラスメントがきっかけです。

公用車の中で随行役兼運転手の市職員に「すみませんで済むか」などと叱責したほか、複数の職員に対するパワハラとも受け取れる発言が問題化し、市の百条委員会による調査も行われました。

そして百条委員会は去年6月、8件のハラスメント行為を認定しました。

これを受けて塩川市長は今年3月に「ハラスメント防止条例案」を提案しましたが、説明不足などを理由に否決されていました。

今回、提出された条例案には、ハラスメントに関する相談窓口を増やすことなど修正が加えられています。

◆宮若市 塩川秀敏市長
「今回ぜひ成立にいくかなという感触を得たところです。しっかり反省をしてハラスメントのない街づくりをやっていきたいなと」

宮若市の9月定例議会は9月25日まで開かれます。

テレビ西日本
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