奈良県警の警察官が、個人情報などが記載された交通違反の反則切符を紛失していたことがわかりました。

奈良県警によると、奈良警察署に勤務する20代の女性巡査は先月31日、市内で交通指導の取り締まりを行い、違反車両の運転手に交通反則切符(青切符)を交付しました。

反則切符は6枚つづりの複写式で、違反者の名前や住所・連絡先などが記載されていて、女性巡査は1枚目を違反者に渡し、残る5枚をバインダーにはさんで自身が乗るバイクの収納スペースに格納しました。

その後、女性巡査は別の場所で交通事故の処理にあたり、処理が終わった後に収納スペースを確認したところ、反則切符がないことに気が付いたということです。

警察は紛失の原因について「調査中」としていますが、女性巡査が事故処理を行う際、反則切符をバインダーから外して再度バイクに収納したと説明していることから、収納が不徹底だった可能性もあるとしています。

反則切符は現在も見つかっていませんが、外部への流出などは確認されておらず、警察は当日、違反者に紛失した旨の説明と謝罪をしたということです。

奈良警察署は、女性巡査に個人情報の取り扱について注意したとしています。

関西テレビ
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