和歌山県の児童発達支援センターで男の子が昼食を喉に詰まらせ死亡した事故をめぐり、両親が運営法人などに賠償を求める裁判が始まりました。
5年前、和歌山県岩出市の児童発達支援センター「ネウボラロッツ」で、咀嚼機能に障害のあった5歳の男の子が、昼食の肉団子を喉に詰まらせ、6日後に死亡しました。
男の子の両親は、施設が安全配慮を怠ったとして、運営法人や施設長らに1憶1000万円の賠償を求めています。
2日の第一回口頭弁論で施設側は「過失はなく、不幸な事故だった」と争う姿勢を示しました。
この事故を巡って、施設長らは業務上過失致死の疑いで書類送検されましたが、ことし3月に不起訴となり、遺族は検察審査会に審査を申し立てています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年9月2日放送)