自身の学歴詐称問題に端を発し、9月1日に市議会から不信任の議決を突き付けられた伊東市の田久保眞紀 市長は一夜明けた2日、報道陣の問いかけに応じることなく無言で登庁しました。

伊東市の田久保眞紀 市長は除籍だったにも関わらず、市の広報誌などに「東洋大学法学部卒業」と記したことが問題となり、市議会は9月1日、地方自治法違反の疑いで刑事告発すると共に不信任決議案を全会一致で可決しました。

地方自治法の規定によると、市長は不信任の通知を受けた日から10日以内に議会を解散することができ、解散しない場合は自動的に失職しますが、田久保市長は1日の散会後、「(通知書を)受け取ってすぐに即答する類のものではないと思っていますので、まずは持ち帰りまして、もう一度、不信任決議の中身も見させていただいて考えた上で決めたい」と答えています。

こうした中、不信任の決議から一夜明けた2日午前9時40分頃、田久保市長は集まった報道陣から判断についてたずねられましたが応じることなく無言で登庁しました。

2日は県市長会の定例会議と県内の市長町長合同連絡会議が開催されますが、他の首長に迷惑がかかってしまうとして田久保市長は欠席することになっていて、庁内での打ち合わせや外部との面会が予定されているということです。

テレビ静岡
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