高知県の早明浦ダムの貯水率低下に伴う香川用水への第1次取水制限が9月2日から始まりました。これを受けて香川県でも節水対策が行われました。
香川用水への水の供給量を20%カットする第1次取水制限は午前9時から始まりました。取水制限入りを受けて香川県庁ではトイレにある洗面所の蛇口から出る水の量が半分程度になるよう業者の作業員がバルブを締めていきました。この対応は約130カ所のトイレで行われます。
(香川県水資源対策課 平尾誠治課長)
「県民の皆様には、水を大切に使うとともに暑い日が続いているので、熱中症対策として水は十分とってもらいながら、これまで以上に節水をお願いしたい」
早明浦ダムの貯水率は2日午前11時現在66%で、平年の81.5%を15.5ポイント下回っています。
水の供給量は徳島用水でも15.8%カットされます。取水制限の実施は2024年8月以来です。24年は8月16日~30日の15日間行われました。
四国地方整備局では、今回の取水制限による日常生活への支障は出ない見込みとしていますが、市民に節水に協力するよう呼びかけています。