能登半島地震で被災し避難してきた父親に暴行を加え、死亡させた長男が初公判で起訴内容を認めました。
大久保実被告(45)は2024年12月、千葉・君津市の自宅アパートで、能登半島地震で被災し避難してきた父親の大久保誠一さん(78)を蹴り死亡させた罪に問われています。
1日の初公判で、大久保被告は、「間違いありません」と述べ起訴内容について認めました。
検察側は冒頭陳述で、「被告はトイレが汚れていることに立腹し転倒した父親の胸を蹴った」と指摘しました。
一方、弁護側は「暴行は父親の介護認定が進まないストレスなどで衝動的にやってしまったものでケガをさせようという意思はなかった」などと主張しました。